明朝

全、きみに告ぐ

2019-01-01から1年間の記事一覧

初夏の日を思った、大晦日の朝の話

いつか友人が「別れた恋人とよく電車に乗って出かけていたから、今でも電車に乗るとその頃を思い出してつらくなる」と言っていた。 場所や時間や日付に思い出は宿る。それらはときに私たちを苦しめたり、あるいは背中を押して勇気付けたりする。 いま、深夜…

秋は冬へと

2019.11.27 - 12.23

2019年12月19日 雑記、土佐弁で

今日は朝四時ごろに目が覚めた。しばらく起きちょったけんど頭が重くなって昼すぎごろまで寝た。ボーッとしよったら、テレビから緊急地震速報の音がした。午後からは授業出ようと準備しかけちょったけど、驚いてしばらく動けんくなった。震源に近かったNHKの…

果てがないこと

ときどき、自分の制御がきかないほどにある一つにとらわれることがある。 その瞬間に見えているのは目の前のこととその周辺で、外部から入ってきた情報を処理し理解する経路には一枚のベールがかかっているような感覚になる。 果てがない、と思いながらも体…

2019年12月8日 優しいあの子にも教えたい

朝。 きりっと刺すような寒さ。 昇りきっていない陽。 カレーを食べに行く。 たっぷりかぼちゃのペーストにカレーやスパイスの風味。こんなカレーあるんだ。 初めて食べるタイプの一皿だった。 チャパティも美味しかった。 ベーグル買う。 お散歩。写真を撮…

2019年12月7日 君がそこに生きているという真実だけで

夜。 鍋。9人。 カレー鍋と寄せ鍋。〆はおうどん。 暖かく、美味しく、沁みた。 鍋ってあんなに楽しいんだなぁ 確実に何かを補給できたような、そんな感謝絶えぬ時間だった。 帰り道。 ふと、本を買いに行く。 川端康成『雪国』 マックス・ウェーバー『職業…

496マイル

今は遠くにいて、もうずいぶんと長く会っていない人のことを思い出しながら書いた曲がある。 その人と最後に会ったのは昨年の11月の終わり、ちょうど今くらいの時期だったと思う。 会った理由は、その人から「卒論のための調査に協力してくれませんか」と連…

軒先につるされる柿、玉ねぎ 朝焼けに照らされる 何かに急かされる 歩いている

言葉は尽きた、ただぎゅってする

2019年11月4日 バラ色の日々

梨食べた。 柿食べた。 楕円型タイプのプチトマト食べた。 旬のものやビタミンのあるものを口にすると気持ちが落ち着く。 美味しいね。 www.youtube.com 聴き始めたとき、思わずふふってわらっちゃう。 でも歌声が聴こえ、その歌詞の一片を認識したとき、視…

リユースセールに行った話

図書館のリユースセールに行った。 雑誌は1冊10円、書籍は1冊100円。 開催は明日までです。たしか9~15時。 ときどき大学で見かける人がいたり、リユースセールに毎年来てるのかなみたいなおばあちゃんがいたり、放送大学終わりのおじいちゃんが本をじっくり…

感謝を忘れない、ということ、忘れそうになる

2019年10月30日 来冬までは

朝。 カレー。 2限。哲学の授業でまさか「フィトンチッド」を耳にする。 パラケルススの「ホムンクルス」の話、よかった。 最近よんでいる村田沙耶香『殺人出産』にもこれとどこか通ずるような、命の生成が描かれている。 この授業はいろいろな人に会う。同…

二十歳になりたくないな

2019年10月29日 青春はどこだここだ

朝。 山の上は寒かろう、とこの秋買ったもこもこの服を着る。ぬくぬく。明るい、いつものお部屋へ。何かしらの相談に伺う予定だったが、後の予定が入ったため日程の変更のお願いをする。 ワーク室。ロジックモデル図づくりする。 汗ばむ。 昼。 出発。 着。 …

決意めいたもの

口癖はやまない 手癖もやまない そんな私でもあなたと話すときは、正直な、嘘のない言葉で話そうとする自分でありたい 安易に選択しない、その姿勢をいつも持ち合わせていたいと思う。 一滴のアルコールも入っていないからこそ出来る話をしたように、感じる…

小説を書いている友人と出会って、考えたこと

小説を書いている友人がいる。 彼を初めて認識したのは、半年前の心理学の授業だった。 授業が終わるとまっさきに教壇のほうへ行き、先生に質問する姿が印象的だった。 初めは正直、変わった人だと思っていた。 次第に、「ああ、彼は疑問や気づきを自分だけ…

祝日を越えて

気分を切り替える方法を「出かける」以外に知らない。 出かけるならシャワーを浴びるしスキンケアやメイクもするし、ときにはコンタクトレンズもつける。ルーティーンが、体をOFFからONに切り替える。 今日は日曜だけど明日は月曜だから、気分を切り替えなけ…

耳打ち

君にとって誰かが特別であるように、 誰かにとって君も特別らしいよ。

きょうのこと

燃えて残った君の背骨のかけらは、私が知っている君ではなかった 残ったのは、君の灰かもしれない 抱えきれないほどのかなしみは君だけのものではなく、君以外の72億人のものでもある 同じように、抱えきれないほどのよろこびも、君以外の72億人だけのもので…

2019年10月15日 夏の雷鳴、秋の訪れ、冬の気配

朝→昼。 ピーマンは熟れると赤くなることを知った。 小川で収穫した野菜を洗う。透いた水を纏う野菜はより美味しそうに見える。 実習の作業では、やる前・やった後の写真を撮っておくと記録性が高まりそう。 山の天気は変わりやすい。日が出たと思えばまた陰…

2019年10月14日 女子

お気に入りのワンピースを着る。昨日買った黒い服を羽織る。 いつもより濃い目のメイクをする。アイシャドウは赤みのあるブラウンに、アイラインはわずかに跳ね上げて。唇にはジャムみたいなピンクを。 コンタクトレンズを装着する。 黒のパンプスを履く。 …

字の傷を字で被う滲出液を字で拭う ーーー 死ぬほど本を読むよ

もう朝が本当に好きではない 責任と切なさを転嫁してしまう癖は止まず、秋の肌寒さは日に日に増す一方 どう対処できるか検討もつかない

得得る、えうること

得たようで得ていない ようでべつに「何か」は得ている、ようなとき、苦しさがある

『岬の兄妹』(2019年9月29日、鑑賞)

「こんな世界があるなんて知らなかった。このように生きている人々のことを今まで見ようとしてこなかったことを恥ずかしく思う。」というほど世界を見ていないわけではないし、このように生きている人も、それは、いるだろうなあ、と思う。 だからこそ、「こ…

2019年9月24日、25日 行きたい国

2019年9月24日朝。 八時発、愛媛へ。 昼。 エクスカーション参加。道後の商店街の「伊織」でお土産買う。 夕。 路面電車でうとうと。デパ地下。ちりめんおにぎり。肉団子、唐揚げをシェアして食べる。修学旅行のようなわくわく。 夜。 大街道。鯛めし。練習…

風に溶けていくこと

どうでもいいことは言葉にできるのに、本当に伝えたいことは遠回しにしか伝えられない 匿名性の影は、己が傷つくことを避けようとしている私のことを一時だけ隠す 人間関係はいつだってグロテスクで、隣にいる人のなかは赤い シャンプーをしているとき、「"…

2019年9月23日 断捨離彼氏

夜中にTwitter呟くの、「今ならいける」というときと「今はやめとこ」というときがありませんか。 正確には「今の(盲目さ)なら」かもしれない。 あと「盲目」という言葉は、あまりに残酷だ。 今、ZOCの『断捨離彼氏』をずっとリピートで聴いている 今日は…

2019年9月20日 深煎り

4日間の集中講義が終わった。 雨が降った。 しとしと小雨が続く外は、「涼しい」を越え、「寒さ」すら感じた。 秋は短く、冬がすぐそこにあることを悟った。 コーヒーの深煎りは初めて飲んだときほど苦さを感じなくなった。そのぶん、口に含んだとき、喉から…