さびしさを葬るために、血糖値をスパーク(※ここに限りスパイクではない)させる。下北沢のヴィレッジヴァンガードで買った玉紐タイプのブックカバーを、文庫本ノートにかける。自分のために書くという行為だけが、感情のすべてを受け止めてくれる。自分勝手…
朝の次には夜が来ると決まっているように、平日が終わり連休が訪れる。 帰高、帰京、小沢健二、令和ロマン。5月は目を閉じて開けたら終わってしまいそう。3ヶ月に一度は東京に行く社会人生活でありたいと思っていたけれど、結局今度行くのが昨秋の京王閣ぶり…
思い出がある。あなたと、君と、彼と。 天々高々「5959」を聴くと、晩夏の京王閣に吹く風を思い出すように。分け合ったパンを思い出すように。前野健太「18の夏」を聴くと、渋谷の裏通りにある店で向かい合って食べた餃子を思い出すように。吊り革を握ってこ…
「23時にふとんに入っても当分眠気が訪れそうには感じられず」と書いた30分後にはぱたりと眠りつけてしまう、そうした自分の健康さがにくくて愛しい。愛おしもうと決めて愛おしむこと。決めて、大切にすること。そうした行為。 一年のはやさに情感を馳せられ…
隣の芝の真っ青さ。 一体今日は何時に眠りにつけるんだろう、と思う。23時にふとんに入っても当分眠気が訪れそうには感じられず、ラジオ深夜便の音だけが小さく部屋に響く。 わたしが誰かを「いいよね 君は まつげも長いしいいよね 君は すごくやってけそう…
真っ直ぐと人を愛する、その愛を表明する、ということの技術。わたしはまだ鍛錬が足りない。少しでもその人に悲しい出来事が起こってほしくないと願うような相手のことを、存在ごと尊重するように、大切に時間を過ごせるようになりたい。アイスコーヒーの表…
私は誰かと阪急のボックス席で横並びに座りたかったのだと、そうした体験を必要としていたのだと、ふと、そう気づくことができた。
過去にここへ載せた言葉たちを読み返し、わたしはやはりわたしの言葉がそれなりに好きで、きちんと愛していることに気づく。 「人生を四つの季節に分けることができるならば、あなたと過ごしたその時間は、じきに秋や冬が訪れることを自覚しながらもそれらか…
「好きだったのかもしれない、と気づいたのはそれからずっとあとだった」。 ミスタードーナツでブレンドコーヒーを2杯飲んだから、眠気はまだやってきそうにない。日曜の昼下がりから月曜の夜明けまでの時間にやってくる焦燥感や退屈を、どのようにしてやり…
朝が来る。朝が来る、らしい。 耳元で小沢健二が「天気読み」を歌っている。ロームシアターでのライブが当選した。ということはつまり5月までは生きるんだなと、実行に移せるほどの希死念慮もないのに、頭に浮かんでくる実感がある。生きていることに絶望す…
新しい革靴を購った。ここしばらく履いており、そしてそれなりに気に入っていたパンプスのかかとがついに傷んできてしまって。その傷んでしまった靴はヒールが4センチほどあり、とて仕事終わりに予定外に散歩してしまうときにも履いていた。いつ買ったのかは…
ロッテリアのロがゼになって君ももうそこにいないと知る始発駅 スプーンに一滴残るコーヒーのように未練は乾いていって 致死量の悪意をみせてほしいのに「優しいだけじゃだめですか?」星 とりいそぎご連絡まで念のためまず御礼まで、さようなら、すき 借り…
窓の外は電灯によって明るい。気を失うようにして19時ごろに眠り、生まれ変わるようにして4時に起きた。ラジオ深夜便をつけ、気を失う前に回したままの洗濯槽を空にする。寝ぼけ眼で冷たい布を干す。その耳に届く、アンカーの声。「わたしは、ちゃんと、あな…
寂しいという感情をまっとうに受け止めるための訓練がある。人から離れるとき、人を離すとき。鴨川デルタでさざなみへ足をつける。飛石と飛石とのあいだは、すっかりその流れが早い。水流をじっと見つめていると、自分がこの中に身体をすべて浸したらどのよ…
こえはかぜかぜはゆめとんでけ、と気づいたら口ずさんでいる。知らず知らずに身体が横へふわりと揺れるような、背筋がしゃんと伸びるような、そうした歌がある。 きょうは、たまごサンドを作って持っていった。道先で売っているお弁当の誘いに抗えず、お弁当…
読んだ言葉のありかを見つけられないとき、それをもういっそ自分の綴った言葉ということにして納得してしまおうかとすら思う。少し前に「ある親密さを抱いている人とともに過ごす時間は無論幸福に他ならないけれど、永遠はなく、いつかはその時間が終わり、…
ヤブイヌは謝ることが得意だった。正確には「謝っている」という表情を作ってみせることに長けていた。「謝罪は『顔芸』だ」と、その昔、群れの長から耳にしたことがあったためだ。数年前から、誰もいない場所で自分にだけ聞こえる声で「ごめんなさい」と呟…
乗り場がある。反対向きの電車に乗る。電車は反対向きに発車する。行き先と逆の方向へ向かう。離れるということ、距離がこころを離れさせてくれるということ。反対に、近づけさせるということ。橋本絵莉子も「バスロマンス」でそう歌っている。 あなたをバス…
5年ぶりにLINEのアイコンを変えた。ただそれだけだけど。
関係性の変わってしまう瞬間。ひとりでに訪れる動物園のパンダ。インターホンのベルは壊れたままで、誰の訪問も受け入れられはしません。ポストカードが壁にて輝く。頬のほくろをなぞる。巾着をひらいてはとじる動き。何も生み出さない。キッチンのひかりだ…
胃の中がひっくり返るようだった。妬みとも嫉みとも僻みともつかない感情がバッテリーになるような精神を養いたい。人の幸せは憎くない。空腹は満たしたい。ベーコンとキャベツのペペロンチーノを作ろうと思う。
KBS京都で大友良英のJAMJAMラジオを聴いている。金曜の深夜はこの番組を聴いてそのまま地続きに、霜降り明星のオールナイトニッポンをよく流している。好きな時間のひとつ。たしか初めて大友良英のラジオを聞いたのは、高知にいたころにときどき訪ねていたBA…
日付変わって月曜。穏やかに色々な用を済ませる三連休だった。 金曜は大阪へ。地下鉄烏丸線と阪急を乗り継ぎ梅田着。King of Kingsで一息つこうと思ったものの、祝日のためか定休のようだった。駅前第一ビルから第二ビルまでをうろうろと散歩。行き着いたB2…
首と耳の隙間に風が吹くように、寂しさが訪れた。ぱたり、むくり。なか卯のいくら丼が美味しそう。深夜、お腹空いたねと言いながらつないだ手を片方のポケットに詰め込んで、歩く人たち。ふたり。夜更けの泡がぷちぷちと弾けるように朝が訪れる。しずかに朝…
なんでもない(というのはまったくの嘘である)ことを思い出した。数日前に知人と賞レースの話をした。そのときその彼は「THE WってなんでM-1と同じ12月にやってんねやろ。そもそもTHE Wっていう大会の存在価値がまったくわからへんねんな。なんで女芸人だけ…
ふとこのはてなブログを開いてみようと思いつくときは、大抵ひとりで布団に入っている。通知をオンにしているでもなく、他の人の記事を購読するでもなく、つまりは何かを吐露するためのひとつの居場所としてnoteでもInstagramでも Twitterでもなくはてなブロ…
今日は朝から、物件を更新する手続きのために管理会社とのオンラインミーティングがある。この深夜は近所にある24時間営業のスーパーへ買い物に行った。みかんとバナナと野菜を購った。ほんとうはお菓子も買った。ここ一週間は10本くらい映画を観た。毎日会…
初エドワード・ヤン。影の使い方が美しかった。 表情が見えないことの意味をこんなにも映像で実感したのははじめてかもしれない。光や陽のもとにさらされる、人に見せるための行動。夜の闇に紛れる、自分のための言葉。 急成長の発展が生むすれ違いや衝突の…
久しぶりに開いた 静かな部屋 冷蔵庫の駆動音 洗面台に落ちる水滴 ああこれが愛かと思う エドワード・ヤンが私を見ている クローゼットの扉にて 何を食べても解決しそうにない空白感 閉じた目の奥に広がる宇宙 波の音だけが聞こえる砂浜 に寄せては返して打…
自分の機嫌を取るためだけの紅茶をいれる。口寂しさや空腹の実感から直ぐにスーパーへ走ったり回転寿司にミルクレープを食べに行ったりするのではなく、あたたかい紅茶をいれて、小皿にレーズンやくるみや棗をだしてつまんでみることにする。あとのことは、…