久しぶりに開いた
静かな部屋
冷蔵庫の駆動音
洗面台に落ちる水滴
ああこれが愛かと思う
エドワード・ヤンが私を見ている
クローゼットの扉にて
何を食べても解決しそうにない空白感
閉じた目の奥に広がる宇宙
波の音だけが聞こえる砂浜
に寄せては返して打たれた流木
のように眠るあなたの長い手足
美しいと思った
つやつやと陽の光を反射する夏の葉
のような肌
誰の足跡もない砂漠の表面のようになめらか
なくるぶしと膝の凹凸
久しぶりに開いた
静かな部屋
冷蔵庫の駆動音
洗面台に落ちる水滴
ああこれが愛かと思う
エドワード・ヤンが私を見ている
クローゼットの扉にて
何を食べても解決しそうにない空白感
閉じた目の奥に広がる宇宙
波の音だけが聞こえる砂浜
に寄せては返して打たれた流木
のように眠るあなたの長い手足
美しいと思った
つやつやと陽の光を反射する夏の葉
のような肌
誰の足跡もない砂漠の表面のようになめらか
なくるぶしと膝の凹凸