明朝

全、きみに告ぐ

リユースセールに行った話


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図書館のリユースセールに行った。

雑誌は1冊10円、書籍は1冊100円。

開催は明日までです。たしか9~15時。

 

ときどき大学で見かける人がいたり、リユースセールに毎年来てるのかなみたいなおばあちゃんがいたり、放送大学終わりのおじいちゃんが本をじっくり見たりしていました。

普段と違う、図書館の風景。

 

私は計6冊買ったので、600円でした。

 

以下、書籍情報と目次から今後読みたいところをメモしておきます。

 

■高野桂一、牧 昌見、中留武昭『現代の教育原理―学校の蘇生を求めて―』学術図書出版社、1982年

…「人は教育によって人間になる」とはどういうことか/学力の低下とはどういうことなのか/障害をもった子どもの発達をどう保障したらよいか/道徳教育はどうあったらいいか/人の師になるとはどういうことか

 

稲村博ほか『親と教師のための思春期学 性』情報開発研究所、1988年

…性の役割/文化人類学よりみた性愛/動物行動学からみた性愛/性かい放の社会風潮に対する批判力をやしなうこと/若者宿・娘宿のもっていた意味/リビドーについて/"性的倒錯"といわゆる"正常"について/恋愛妄想の意味するもの/問題や悩みが生じてからの対応

 

■水田珠枝『女性解放思想史』筑摩書房、1979年

…性差別と女性解放思想の形成/産業革命と市民革命/ロマン主義と女性論/性差別の思想/男性の理想像/女性の理想像/牧歌的家族/紳士と淑女/合理主義的女子教育/愛情と性差別/博愛主義の理念/ブルーストッキング・レイディ/神の前での男女の平等/女性の自立―家庭教師と工場労働者―/分業と性差別/マルクス主義における分業と差別

 

キルケゴールキルケゴール著作集 2』(浅井真男訳)、白水社、1965年

…あれかこれか第一部(下)

 

川田順造福井勝義編『民族とは何か』岩波書店、1988年

…人間、この感性的なるもの―人種の問題―/日本単一民族論再考―柳田国男の沖縄認識を通して―/民族とカースト南インドにおけるドラヴィダ運動を例として―/文化イデオロギーと民族の生成―ボディ社会をめぐる戦いの事例から―/ペルーのインディオと国民的アイデンティティ/民族はいかなる意味で共同体か/現代世界におけるエスニシティ

 

今和次郎『造形論 今 和次郎集 第9巻』ドメス出版、1972年

…造形感情について/模倣の喜び/分離派批判/科学と芸術の交錯/工芸の倫理/農村と工芸/いすの量産に期待する/商業と美術/街の建物と看板のユニフォーム化/考現学と広告計画/新聞広告の倫理性/田舎の工作物/田舎家の構造美/土間の研究図/大東京未来記/最近の建築風景/官庁建築/儀礼の由来/流行論

 

と、こんなラインナップです。

 

上記を書くうえで、買ったばかりの本の目次を読み、興味の部分をタイピングする作業を行いました。
これには、語句への基礎理解の意味がありそう。そしてそれをブログに書くと、あとで読み返して本を手に取るきっかけにもなりそうですね。自分索引。
積読が常の私には良い効果がありそうです。これからもどこかしらで続けたいなと思います。

 

あと、いろいろ気づいた。

キルケゴールには「あ、これ、変な買い方しちゃったな」とか。これは少なくとも1も買うべきだった。

筑摩書房の本社は1979年時点では千代田区神田小川町にあったんだな、とか。
3月に東京に行った際、蔵前で散歩していると筑摩書房の本社を見つけてわくわくしたものです。『82年生まれ、キム・ジヨン』のポスターが入口に貼ってあった。

 

 

リユースセールででもないと手に取れないだろうな、という書を意識して厳選した今回。

今年は振り返るとハードカバーばかりでした。
年に1回のお楽しみ。早くも来年が待ち遠しいです。(明日も開催していますが。)

 

 

昔、人に

「本は著者の頭の中のエッセンスが凝縮されたものだよ。例えばその人の講演を聞きに行こうとしたら、交通費も含めて何万円もかかるでしょう。でも本なら、高くても数千円でその人の考えのエッセンスに触れられるんだよ」

と教わったことがある。

 

今日手に入れた6冊は600円以上の価値、ある。

たくさん書き込んで、頭の中を見出していきます。