明朝

全、きみに告ぐ

夜のうちに眠る方法[検索]

毎年恒例ということにして整理してしまいたい、冬ムーブが到来しつつある。理由が諦めであっても失念であっても、機会を逃すことそのものがさらに冬ムーブを引き起こす原因になっているということに薄々気付く。WRAPのお道具箱(なんてかわいい呼称なんだろう)を開いてもどれもやる気が起きず、働きある方法の模索が求められている。書き口がレポート。

5時より前に眠る方法を忘れてしまっても、深夜ラジオがあるからその時間やあるいはその時間に起きている自分のことを少しだけ許してしまう。その回数を週1、2回に抑えられたらいいのだけれどと思いながら、今日もまたオールナイトニッポンを0までつけながら眠る。

部屋のカーテンを替えたいと思いながら、10年が過ぎた。卵のような色で部屋を照らす間接照明は、ここにその腰を下ろしてから10年目でやっと活躍している。10年目で気づく、部屋の新たな表情もある。

ベッドに預けた身体は筋肉が弛緩しきっていて、今日も明日も明後日もどこへだって行く気がないんじゃないかとすら思う。時が来たらどこへだって行くのだけれど。洗濯を回して、終わるのを待って干して、気化熱で少しだけ下がった部屋の温度を楽しむほかない。