明朝

全、きみに告ぐ

2020-01-01から1年間の記事一覧

他ならない

◻︎生きている生きていく生きてきた、ことを知っているから 大森靖子を聴くしかないみたいなメンタルのなかでいまは「呪いは水色」がiPhoneのスピーカーから流れている。清潔な白い部屋でVOIDを聴きながらもうどうにもならなくなっていた瞬間を助けてくれたの…

「なんだっていいんだよ」と君が言ってくれるから

友達が口ずさむ大森靖子の「マジックミラー」が愛おしかった。いままでの嘘 全部ばれても、あたしのこと好きでいてね。あわよくば一生仲良くありたい。自分の性質を知った結果 人との真摯な向き合い方が分からなくなった。そう打ち明けると君は小雨がぱらつ…

東の空は藍く、冬

吉祥寺から大森、終電の京浜東北線で御徒町へ。蔵前まで歩く数十分の道のおともはあたりめとレモン炭酸。さっぱり東京っぽくなかったけれど 東京という街を思い出すとき あの日の春日通りは結構、記憶の手前のほうにある。 ひとつひとつ、なんて中学でそんな…

掬い上げる朝

友人がブログとTwitterを消した。人はこうやって今まで縫ってきた糸を玉留めするんだなあ、と思った。彼にとっての何かが達成され、あるいは完成したのかもしれない。何者でもなかった私の言葉と存在に興味を持ってくれた人だった。ある日。タイムラインに赤…

あなたは世界で一番優しく強く、美しい

iPhoneのメモに日記のような下書きのようなメモのような何千字もの思考の断片が日ごとにたまっていく。澱をそのままにしているとまるで詰まりそうで、公開するしかなかったことをひととき許してほしい。あなたに対して感じている愛しさや尊さみたいな口に出…