明朝

全、きみに告ぐ

誕生日

2019年8月29日、昼。

熊木杏里『誕生日(2012 ver.)』聴く。

 

"もらったものを 覚えていますか 形ないものも ありました" 

"特別ではないものが特別になって あなたを幸せにしたこともあったでしょう"

 

めばえ、の曲。

何度もテレビで耳にしている曲だけれど、全てを聴くのは初めて。聴き始めて数回は、そのたびに堪えられない涙が目にたまった。母であるとはどんな気持ちなんだろう。自分以外の誰かを理解するためのヒントはその人の発言や接している間に五感から感じ得たものにあるから、それをどれくらいキャッチできるかによって理解が変わってくる。感性が豊かな人は、そのアンテナが丁寧に手入れされているんだと思う。

私は母という存在を理解することができるだろうか。

いつか、もし子を持つ日が来るのなら、その子の誕生日にこの曲をギターで弾き語るから聴いてほしい。でも「聴いてほしい」のは私がそう思うだけだから、聴いても聴かなくてもいいし、ただ、その子がいつかその子自身の子どもに対してこの曲のような気持ちを抱けるよう、育てたい。