2021-01-01から1年間の記事一覧
(作成:2020年10月22日)
幻影を追う散歩が数ヶ月先の河川敷に見える。いつかまた会いましょう。
柳美里『JR上野駅公園口』河出文庫、2017年 --- ・内容(河出書房新社ホームページより) 一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失く…
生きていてよかったと少し思うような日だった。こころが軽くなるとき同時に心配事は尽きないが、軽くなることそのものが重要な日もあるのだと思った。何人もの人と話した。誰かと話すことや聞くことをしている瞬間の落ち着きや安らぎは、やっぱりその瞬間に…
春が来たから全てが許されたように錯覚する。君の確かな指がマスクをずらし不確かな音楽を奏でるとき、フロアの人々はその音楽を自分のもののように感じるのでしょうか。そうだといいですね。よくないけど。口の中の飴は甘い。君の誕生日の存在に、過ぎたこ…