明朝

全、きみに告ぐ

2021/12/15 京都

朝7時ごろ到着。宿へ荷物を預けに行く。

9月に来た際、通りかかって気になっていたcoffee shop川本へ。モーニングを食べる。本棚のラインナップがナショジオ日本版(2009-2021)、野草図鑑、堕落部屋、釣りバカ日誌と幅広い喫茶店。「今日はあれや、年金の日や」「ほんまや、あれやな、今日はどんちゃん騒ぎかね」。カウンターで3人並んで煙草を吸うおじさんの背中。

歩いているだけでお香のにおいがする町。

 

二条でレンタサイクルを借りる。物件探しの参考に西大路通をいろいろと回ってみる。走行距離16キロ。ユニットバスだと高くて4万円、セパレートだと5万円、独立洗面台だと6万円代だという話を聞く。 他にも、二条の映画館へ行くときは自転車を近くのスーパーに置くなどして駐輪代回避するとよいとか。

昼食に学食でカレーラーメンを食べる。

京都に来る前日に先生から教えてもらった不動産屋を見つけ、ふらっと入る。

 

ツラッティ千本こと、京都市人権資料展示施設へ。展示の中で見た一文が残っている。博物館などの古地図でときおり見受けられる、紙を貼るなどして"穢多村"や"非人小屋"の表記を隠す「人権上の配慮」。けれども「『隠されて見えない』その場所で、人々は懸命に生きてきました。名前を持った村が存在」していた。隠したり削ることではなく、表記を通してでも人間の営みを感じとる力・読み取る力をつけるべきだという展示キャプション。

また来たい場所。

 

自転車で通りかかった金閣寺へ、修学旅行生の波につられて拝観。5人1組くらいで学生を束ねるガイドさんに便乗し、側でこっそり解説を聞く。「今日はねえ、コンディションがえいですよ。なんでか分かりますか?池に金閣寺が移っているでしょう。これはなかなか見られませんよ。今日はラッキーですねえ。」

花園駅からdddギャラリーへ向かう。道中で、真っ白な柴犬を連れたおばあさんに会う。柴犬はしろこちゃんというらしい。 大分の別府が出身だという話や、しろこちゃんは奈良のお寺で捨てられていたという話、掌に乗るくらい小さい時から育てているのだと聞かせてもらう。警察犬の研修へ連れて行っていたから、名前を呼んだら尻尾を振るのだと。「賢いでしょう」。10分ほど立ち話をし、「お気をつけて」と別れる。

 

京都dddギャラリーへ。石岡瑛子展。空間のつくり方が面白かった。ここまで、入り口に入った瞬間から没入へ誘われる展示空間は最近あまり見たことがなかった。

宿へチェックインする。二条へ自転車を返却しにいく。寒すぎて道中、手袋を買う。

 

出町座へ。バスを乗り間違えて北大路バスターミナルへ行ってしまう。バスの乗り間違えはなぜこんなにも悲しいんだろう。

無事上映時間までに着く。「君は永遠にそいつらより若い」 観る。観客は5人くらい。

 

宿へ帰って眠る。

 

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